0730 Antique post paper@屋根裏

夕方に起きてリキッドに0828のチケット買いにいく。まだ余りあってよかった、オクとか若干ではあるけど値段上がってるし。恵比寿の駅前にあるさ、海鮮丼のお店知ってる?線路のすぐそばにある。恵比寿来たらだいたいそこ行くんだけど今日も中途半端な時間ながら空いててよかった。過剰に脂っこすぎる鮭丼は全部食べきるだけで一苦労だが、魚の味もボケてて決して美味くもないのだが何故か通ってしまう。答えは吸い物にアリかな?
そっから渋谷に移動してAPPLE CRUMBLEにて予約してたThe PipettesのLPとりに。前回来たときは7"が売り切れで悲しい思いをしたと思ったら堀江由衣さんに遭遇したり(未だにモノホンだと信じています)したんだが今日は全て、全てが予定通りに上手くいったぜ。っつか首の筋がイテーーーーーーーッッッ!!!なんだこれは!確実に寝違えたでしょう。キリキリマイで死ねる!!癒しlessなこんな東京だから、誰か、愛をちょうだいな。あ、ボクはそんなに太ってないしメガネもかけてないよ。安心して。


して下北沢に二日連続で、しかも二日同じ服装で。
ユニオンに入って色々まさぐってたら(マサクーーーール!!《皆殺し》)店員さんに「あの、肩に虫が付着していますよ。蜘蛛と思しき。」とご丁寧に御注進。おいおい、何ですか、肩に蜘蛛てそんなアニメじゃないんだから、野中晴でもないんだからって左肩見たらギャーーーーーーーーッッ!(ここ、どおくまん風の画にしといて)リアル蜘蛛。しかもスーパーデカいの!カール二個分ぐらいあんの!ま、「案ずるな、こわっぱが!」と右手のコンドームで払ってやりましたけどね。めでたし。


屋根裏に着いたらちょうど、ヒロポンの出番でいいタイミングだ。
このバンドも面白いんだよ、究極にヒネたポップ、そこにモッズの匂いも加えて妙にタイトなライブなんだ。今日は全員白の雨ガッパにたいのん来てわけわからん、ゴーストバスターズみたいないでたちでサクサクっと五曲やってお終い。ぜんぜん、ノレない。そこがまたいいんだ。あと歌詞。「生まれて初めてカワイイ女とセックスをさせてもらった(×8)」とかなかなかありそうでなさそうな、歯切れのいい言葉遊びがあるね。「青森へ 山形へ 岡山へ GO!」とか。田舎へ帰れって内容の歌らしいw


アンティークは今日もトラブル続きで、ベースの兄貴がブチ切れまくってマイクスタンドとか破壊しまくって帰ってったw 激エモです。彼はそのファストコア上がりな経歴を活かしてどんどんバイオレンスなキャラクターを開花させればいい。オルタナになった今でもGAUZEのライブには顔を出す男なのだから。
しっかし、ギターの音色が実に良くなってる。シューゲイザー好きな過去を上手く活用して常時、適度な轟音を叩き出してるしドラムも随分良くなった。スネアの音が俺好みになったので、以前はピッコロを使用してた為にキンキンキンキンやかましくてかなわんかった。あとは、毎回安定したライブをやってくれることを願う。ステージングはキチガイみたいに派手になる一方で寸劇的演出も組み込んでたりとか、視覚的には猛烈にカッコイイとこあるので一本一本を大事にやってください。新しい音源がハイラインとかで売られるそうなので興味ある人は、安いだろうから買ってあげて。


個人的にはmooolsデラシネ、Antiqueのブッキングが見てみたい。そういう匂いのするバンドです。


帰ってギネス飲みながら潮音ちゃんのトップランナー見た。気分はもうツィゴイネルワイゼンって感じだな。首イテェ。


注1であり注2


“祝・大越よしはる41歳!バースデーナイト”
日時:8/2(水)19:00〜23:30!
会場:新宿Acid Tokyo 03-3352-3338
場所:新宿区新宿2-3-12コーワビルB1
http://www.acid.jp
☆JR新宿駅東口から徒歩10分。
アルタ前の可能性の道を東、丸井、伊勢丹方面へ。
かなり遠いなと感じる中、
右手に世界堂が現れますが、その道をまだまだ東へ。
200m前後進んだらセブンイレブンが現れまして、
その2件先のB1が『Club Acid Tokyo』です。


会費:\2000(1d付)


DJ:大越よしはる/junpei(NO TOMORROW/BURST SHIT)/
AKIYA(TYCOON CONVENTION/SEX)/
YASU(LADY STARDUST)/O-ant(TOKYO BOOTLEG)
Live&DJ:魅惑のクニオ♂


☆雑誌“DOLL”“DIG”等、
ライターとしてだけではなく、
“Sound Cafe”新宿OTO開催の踊れるDJで活躍中の、
『大越よしはる』氏のバースデーパーティを、
彼に縁の深い仲間たちでお届け致します。
お楽しみに!




“大越よしはるBBS”
http://8012.teacup.com/lsd/bbs


このフライヤーよ!

0729 Magic in your eyes@Que

O-ant2006-07-31

この日は浴衣を着たカッポーがいやに目に入るので「おい、おまんらそげんカッコしてどこいくと」とQUESTIONしたら「吉祥寺OIOIの屋上で『OMAつり』がアンデス山脈」などとうすらさぶい答えを返してきやがったので仕方なく俺たちも便乗する事で赦してやった。しかしアレだな、この「QUESTION」という単語の中には「QUEST」という単語が隠されていて、英単語の面白さを感じ取ることができるな。尋ねる事は知的冒険なんだな。ボ、ボクはおにぎりが食べたいんだな。


『OMAつり』の前にBALLROOMに寄って来週のイベント(注1)用に何枚か購入しておいた。いい加減、盤で確保しとかないといけないモノが多すぎて苦労するよ。内わけは来週のイベント(注2それは=注1)が終わってから書くよ、ネタバレさぶい。


エベレーター乗ったらオッチャンオバチャンが盆踊り踊ってた。生意気にもヤグラまで組まれている。そっから見る武蔵野の町は美しかったよ。具体的に言うと北っ側は猥雑でいて南西がベストビューだったよ。牟礼とかに住んでいる人は毎日駅までバス数十分の道のりを努力してまで武蔵野の美観に協力しているわけですね、実にご苦労なことですね。ボクはもう、町を汚そうが何しようが徒歩5分圏内じゃないと、もう、とてもとても。


一度帰宅して下北沢まで京王線に乗って行った。この場合の「京王線に乗って」という一文は全く意味の無い、あってもなくっても読み手的には全然関係のないフレーズであることを今知る。もっと、情景描写を上手になりたいにゃあ。どや、にゃあ。


一緒に来る予定の友達は大幅に遅刻をカマすとゆうので一人で先にQUEへ。ゲストであるBAZRAのライブに間に合わないからだ。


BAZRAやっと見ることができた。CDで、初めて聞いたのはアホォリズムだったかな。そのファンキーさとメジャーセブンスの透き通った響きに一発で虜。直ちにひょうろくだまも買い、何度もリピートしたもんだ。最近はちょっとファンキーさが薄れてしまい、それと比例して俺への求心力も薄らいでしまったようだがやっぱバンドはライブが真価だから。一度は見とかないと。


新旧織り交ぜたセットリストで「体温」から最新作「オレンジ」収録曲の「オレンジ」「鍵」まで幅広くやってくれた。が、楽曲の雰囲気、構成的には似通ったものばかりが集まってきたなぁと思わされてしまった。俺のフェイバリットソングである「叱ってリーゼ」や「口達者」は勿論(これらは絶対やるわけないので)まさか「ジャンプ」をやらないとは。以外つか正直に淋しい。ストレートな歌モノが占めてくるのはメジャーバンドの宿命でしょうか、QUEでミッドナイトなんだから、もうちょっと果敢なものを期待してしまった。
あと、このバンドはもっと大きなところでやった方がいい。今夜は今夜で楽しかったんだけど、音のスケールが生々しすぎるとキツイので、もっと鳴りのあるハコで、大きく天井に向かって音を奏でてくれると一体感が出るんじゃないだろうか。いやしかしベースのファンキーさには参った。ビデオより噂よりずっと凄い。あのパキり半分の笑顔で指はスライドしまくってて若干23歳くらい?独特の黄色人種ノリのファンキーさ。「オレンジ」のAメロで16分を刻みまくるドラム(このハイハットがとんでもなく心地良いんだ)との相性グンバツ!それだけにボーカルの方にはもう一段階、存在感プラス丁寧さと抑揚を身につけてほしいなぁ。爆発寸前のエネルギーは三人が一体になったらもう、止めどなくなるだろう。


BAZRA終わってもう一組のゲスト、ダイノジのおおちさんが登場したところで友達も駆けつける。よかったよかった、ダイノジ目当てで来ておいて見られませんでしたじゃ切なすぎるよ。
おおちさんのDJは…映画のテーマソング連発でした(苦笑)
相方が病欠だかなんだかでテンパりまくって有りモンでお茶を濁しながらもしっかりと自分の時間を作って帰るおおちさん芸達者。喋りすぎも芸のうち。


それ以降はGetting Betterの方とかが色んな日本のバンドを流してました。(わからんのだよね、Getting BetterとかPuke!とかその辺りの人々。行った事ないし。)でも何だ、帽子を被って少しスカした男前っぽい人と、そのGettingの二人は流石だなって思わさせられる腕前だったわ。以下個人的にタカまった曲↓
「Furry closed and naked」「オレンジ」「Freedom」「コミュニケーション・ブレイクダンス」「DISCO SOUND FEED-BACK OK」「ナイトコール」


なんしかここでもELLEとドーパンが無敵すぎる。知恵ってる位に皆盛り上がってる!ELLEは今や国内最強のクラブヒッツバンドだな、なんか流石に俺でもイイかもって思えるようになってきたもん。そしてHi-5が懐かしすぎてやたら嬉しかったぜ。周りのサブさに年齢差を感じた、大きく感じた一曲。


でも。


ウチらのクラブヒッツはウチらで作るから!!



0725 中山うり@Zher the ZOO YOYOGI((http://www.worldapart.co.jp/uri/)

アコーディオン奏者「中山うり」さんのワンマンライブに行ってきました。まだあんましみなさんに知られてない存在だと思いますがそれはそうでしょう、CDのリリースも大きなプロモーションも無く淡々と、地道なライブ作業を続けてきた結果こうしてザーザズーでワンマンを切れるほどにまでなった実力派のアコーディオン奏者兼歌い手さんなんです。俺も見るの初めてだから偉そうな事言えんけど(汗)


こちらは女子率の高さに加え、オッサンや白髪ジジイの姿も多く見受けられました。非常にウッディな、アーシーな、民族的な音楽に引き寄せられているのがよくわかるような出で立ちのDJさんに紹介されるがまま中山うりさんのステージ。
声質は確実に矢野顕子原田郁子を踏襲した路線で楽曲はもう少し哀愁を帯びた昭和歌謡っぽさを増しているかな。その昭和歌謡さにアコーディオンって楽器の音色が加味されることによって日本ではない、何処かの国にバシルーラされてく感覚。端的に言うと、ウルルン滞在紀か大航海時代だと思ってもらえれば。
HPで映像を見ることもできるんですけど俺は「虹のパノラマ」って曲にひどくと胸を撃たれまして、ほいでもってこの時間この場所に身を置いてるわけですね。たーだ、セットリストの大半を占める楽曲がもうちょっと、あの、ミもフタも無く直で言うと小島真由美なんですね。これが上で曖昧に、遠回りに説明した音楽の最短ルート。で、もってそっち系あんまし好きじゃないのよ、俺チャン的に。SWINGってパンには哀愁のバターは塗らずに食べたいのだよ。わかる?
だけど完全インストの曲や、上記の「虹のパノラマ」や「歌を忘れたあなたへ」といったポップス然としたメロディーをはめてくれる楽曲に対しては無条件の幸福が産まれるし何より歌声はたいしたもんだと約束するよ。「ショートカット」って曲では彼女の本職が美容師さんである事も関係してかユニークな詞を聞くことができるし「早起きラジオ」なんかも興味深い歌詞を書いてられる。「ハミガキしながら靴下探す水曜日」とか凄く可愛らしい日常がイイな。


ちょっと、必要以上に身内意識を持ってるような勘違い系のオッサンがイチイチ大声でツッコミを入れるのがやかましかった。「イェイ!」とか「WOOOOOOO!!!」とか別にいいんだけど事あるごとにやおら必要以上に連呼しまくっててMCにも突っ込みまくってて一人ガイジン気取り。馴れ馴れしいっつか何かを勘違いしてらっしゃる。ジャイアン体質、根本的に声も悪いしアレを内心迷惑だと思ってたのは俺だけじゃないはず。


明後日28日にはFUJI ROCK FESTIVALはGypsy Avalonのステージに出演するんだって。CDリリース無しにフジに出るのはSOIL以来だってどっかで読んだ。コレ絶対気持ちイイはずだよ、今日も思っちゃったんだけど、目を瞑って聴いてたい歌。そのまま眠っちゃっても誰も怒らないような場所でゆっくりと鷹揚に、子守唄みたいに心を揺らしてくれるような歌をたくさん歌ってくれると思います。ライブハウスで立ち見よりかは…あー、俺も寝っころがってルービ片手にやられたいわ。28?仕事。ふじ〜(泣)

0724 The Click Five@新宿タワレコ7F(http://www.theclickfive.com/)

夕方、麻紀ちゃんにロッキンのチケットを譲りに新宿へ出たのでついでタワレコ7Fで行われるThe Click Fiveのインストアライブへ潜入を試みる。しかし今年は高騰の気配ゼロでしたね、ロッキン。5・6の通し券が二枚まだ余っているので欲しい人いたらゆってください。水戸市内のノビ邸で宿泊もできちゃうという特典付き。あ、別にレイプとかしないから、だいじょうぶだから。ダイジョウブダカラ。


イベントは大盛況。その大半が腐女子、ひとえに腐女子の力によるところ。本国ではBackstreetBoysやらAshlee Simpsonといったアイドルさんとの共演が多いらしく確実に彼ら自身もそのカテゴリーにブチ込まれてるという罠。かわいそうな象。
曲はしこたまイインダヨー。最近では表舞台に出てくる事も滅多になくなってしまったパワーポップ路線、Fountains of WayneThe All-American Rejectsの後継者的な存在たりえる能力を備えてると思うよ。Pop Princessイイ曲!やんなかったけど。
そうそう、ライブは四曲をアコースティックで演奏して終了したんだけど声も生で聞くと更にイイしステージアクションも派手で飽きない!まぁ、そこがアイドルと絡められる所以なんだろうけど俺はあんくらい全然アリだと思った。いいじゃない、お客さんに投げキッスや指差しくらいねぇ。そして歌ウメェ。イイですよー、こういうの。HANSON然りMcFLY然り、全てのジャンルの前にポップスって呼ばれちゃうようなロックンロールはウキウキ必至の音楽ですよー。全員スーツでキめたルックスもまた評価高し!でも握手会の時のその戸惑った表情は何!

UDO MUSIC FESTIVAL

早朝の三時にノビ、チェキちゃん、弥生ちゃんと合流してデッパツ。今やスーツ以外の格好で歌舞伎を歩くのが怖い、これが職業病というものなのかと言外に鳴らす俺チャンなのでした。ホスラブアクロフォビアとでも呼ぼう。


遠足だよ、気分は。夏が始まるんだよ。ワクテカ使用のCDを焼いてきたから、道中はコイツで盛り上がってくつもりだったんだけど最悪の天候だよ。雨こそ降りはしないけれども霧っているよ。Soap discoで湧き上がるつもりが。


会場に到着。午前八時。人の「まばらさ」に閉口すべし。
多く見て1500といったところか、集客。弥生ちゃんはこれが人生で初めてのフェス体験となるのに、this isフェスみたいな認識の仕方をしてPTSDにでもなられたらどうしよう。こんなはずじゃ、何かが違う永遠の夢に向かって的な、大黒的な黒いモヤモヤは霞がかった山の天候と酷似しているね。


フードブースにはおよそ30の出店。おりからの雨でビール売れずカキ氷に至っては言の端に乗せるのも恐ろしいくらいのシケシケ。まず見渡す限り年齢層が凄いよ、およそ日本のロックフェスティバルって概念を覆すような光景。むしろ「ヘステバル」って感じだな。ビニールシート持参率とGパンの着用率は国内随一だろう。出演アーティストの豪華さも。あ、今の皮肉っぽいかな。


Charのコスプレみたいな人も結構見た。そんな痛烈なアウェイ感に包まれながら、いや、むしろその感覚を麻痺させる為にルービでケンパイ。軽やかな泡立ちのビールはドネルケバブと澄んだ山の空気をアテにしてスルスルと喉を通るね。温度も最適に冷えていて実にウマかった。


モビリタステージ(メイン)のトップバッター、レット・ミラーの登場を控えて徐々にお客さんが集まりだす。天候もとりあえず小雨は止んでくれた。「レット・ミラー」…俺たち四人には全く予備知識がなかった為、どんなアーティストなのか知る由もない。だから俺たちは遊んだ。レット・ミラーがどのような風貌をしていてどんな声でどんな曲を歌うんだろうか。満場一致の最多票は「ベット・ミドラーみたいなクロいオバハン」とあいなった。


俺たちが二杯目のビールを手に取った頃、ちょうどイベントの開演となり、背中の後ろからはレット・ミラーの演奏が聞こえてきた。…うん、全くクロくないよね。確実に70年代を踏襲したアメリカンな匂いがするよね。つーかこの人らがいついつから活動をしているんか知らんけどもリアルで70年代くらいの人たちなんじゃないの?(実際には現役バリバリ、ここ数年のソロアーティストだったんだけど)とかのたまいながら客席の外れにあるハンモックに揺られてた。ドラムのチャンネーが小柄で可愛らしかった。悪くないです、レット・ミラー


その頃、二番目の大きさを誇るスクエアステージ(全く誇らしくない、学祭に毛の生えたようなお粗末な造り)ではTHE TYDEというグループがチンケなステージの柿を落としていた。それを見つめる客数、およそ40人。これは大きくサービスしての数字だ。
遠路遥々だぜ、海外から東洋の果てくんだりまでやって来て「さぁ、やってヤンヨ!」と幕が開けたら40人。よんじゅう。
…もうちょっとしっかり宣伝してやってくれよ、ウドー。ホント、すげえ申し訳なくなるよこっちが。この後同じステージで演奏したいくつものバンドさんもさ、ましてやワープド・MTVなんて両ステージじゃあこれよりもっとヒドい、バンドのメンバーも苦笑いしながらビール飲むしかないようなライブをやらされてんだぜ。マジ悲惨。悲愴だよ、組曲だよ。
そんな逆境の中でTHE TYDE。発音がイイよね、タイド。もう、全然シャカリキ感が無い。タ〜イド。うん、無いね。
でも曲は割かし良くって、これも最近のバンドらしからぬ土臭さ。ボーカルのルックスが目も当てられないのがまたイイ。さながらディランといったところか。灘儀 武。あいつのHR/HMな物真似もまた必見だがここでは全然カンケイないね。
最近はこういうね、ちょこっとダサいバンドが好きなんでむしろ新しい発見だと思えるし一つの醍醐味でもあると思うよ。タイド、終演後ベースの兄ちゃんに熱烈なファンを演じて握手してもらう。「え、こんな俺らにファン?」とばかりに身振り手振りでコミュニケーションをとろうとしてくれる彼は朴訥な人柄の田舎育ちっぽい、根っからの善人だった。ちょっとこれから贔屓していきます、タイドは。皆も応援してあげよう。


そしてランチ。
バディ・ガイのギターをBGMにトムヤムラーメンを食べる。それを富士山の麓でやっている。こんな事は日本だからこそできる芸当だろう。バディ・ガイのギターは鳴いていた。泣きまくっていた。ききわけがなかった。


ヌーノとプリテンダーズには興味のキョの字もなかったんで三番目と四番目のステージであるワープドとMTVを覗きにゆく。MTVではシュノーケルが、ワープドではTHE BLACKPOOL LIGHTSというやたら体格のいいバンドがスタンバってた。先にシュノーケルがギター鳴らす。どっかで聴いたことあるメガネロック。割りとしっかりしたアンサンブルはいいとしてもう、曲が、ミスチルっぽくて赦せる赦せない別にパクリ臭くてやっとれん。別にいいんだ、二番煎じ三番煎じが悪いって考え方は今ないし、そんな事言ってたらジャンルなんて存在しなくなっちゃうし。でもこのテのギターロックは、全然イイと思えない俺チャンの嗜好の問題で退散。
で、上のほうでも書いたけど周波数の問題でPAのセッティングやり直しを諦め半分の苦笑で待つTHE BLACKPOOL LIGHTSの面々。おっと彼らがすすっている缶ビールはサッポロじゃないか。いいぞいいぞ。思わず俺らのミーちゃんハーちゃん心が炸裂してやたら手とか振ってやる。満面の笑みでリアクションいただきました。なんだ、なんでこんなに仕事しとんねん俺ら。
まぁ〜…エモになるんかな?一応。このシトらの曲って。むやみやたらとスネアを殴りつけるドラムの方が印象的でした。パワフルにも程がある!


こっからが忙しいんだ。
ポイポイっとスクエアに戻ってBEN LEEのライブの後半だけ参加。なんだ、BENて名に付く人間は基本的に優れた音楽センスの持ち主であって、BENSなんてユニットが結成されちゃうのも納得いくわ。BEN LEEは俺ら四人のお目当てBEN FOLDS様とも交流あるし、どことなく似たものも感じないことない。従って評価も悪いわけがない。最近やたらと「イイなぁ」って言うけど、俺、ホントにイイなぁって思える事が物が多いんだろうね。「イイ」って言葉は曖昧だけど、その言葉でしか表現できない事もないんだろうけど「イイなぁ」って思っちゃったら書くしかないよね。それは俺がアホになったのか素直になってるのかわからんけどさ。
最後「We're All in This Together」ではステージを飛び降り客席中央のお立ち台に乗ってクラップハンズを指揮する彼。ショーシャンクの空にを彷彿される1シーンでした。


Char。26年も日本人をやっていながら実際に生で見るのはこれが初めてだったりします。ちょうどこの一週間くらい前にスカパーで三人の侍のリピート放送を見てその凄さに舌を巻いたところだったんだけどやっぱり違うね、BEN LEEの出番が終わると一気に人が前へ詰め掛けてスクエアステージがようやくライブっぽくなったよ。ってもその数300くらいなんかなぁ…モビリタステージにビニールシート敷いてふんぞり返ってるオッサンらは確実に動いてないよね。もう、横になって出されるもん出されるもん受け流してるだけ。コミュのトピック読んでてもそうだけど、高年齢向けのフェスってことでコレはコレとするのか、やはり酷すぎる陣取りや携帯カメラでの撮影に対して注意すべきなのか。いずれにしたってそのどれもに無関心なスタッフの仕事意識の低さは憤っていいトコロだと思いますけど。
な、わけで分不相応に小さなステージでChar。アカンわ、Charって言うとどうしてもたむらけんじを思い浮かべてしまう。チャ〜ァ。
しかし歌詞が面白いね、この方は。まさにどーでもいいような事を響きだけで歌いまくる。小学生の作文みたいな歌詞を。これ別に文句じゃないよ、こういうのもアリなんだって新しい衝撃。なんだ、声質も地っぽくて大人なんだけど言葉と言葉の間に伸びがあるから、それがすごく新鮮に聞こえたんだ。ここが民生や山崎まさよしじゃまだたどり着けない領域かな。ファンクネス。悟りだ。


三曲程度に止めておいて急いでモビリタに走る。THE DOOBIE BROTHERSを観る為に。次いつ観られるかわからんでしょ、もう二度とないかもしらんでしょ。
人もね、この時間になると開演の時の数倍に増えてて…10000人くらいはいたのかな?その数字の是非はここでは伏せるってことでご容赦ください。
タイトルは覚えてなくても聞き覚えのある曲が次々と披露されるし。オッサンやオバサンがね、立ち上がってノリノリで手拍子しているのを見ると音楽は無限大だって思った。ウチの親父も60手前にしてまだバンドやってるんだけど、その周りに集まる人くらいしか知らなかったのね、大人の音楽好きって。連中はそのジャンルのエキスパートっつかまさしくマニアだから(ドブロやバンジョーを弾きこなせる人間なんてそうそうおらんでしょ)リスナーよりかはむしろ全員がプレイヤーなんだわ。でもここにいるオッサンオバハンはそうではなく(いや、知らんけど)誰もが一ファンとして往年のロックを楽しみに集まってるわけで。そんな風にいつまでも人生のほとりに音楽を置いていけるって素敵だな、現在進行形であってもいいしそうでなくって一日限りでもいいと思うよ、あんだけ大勢の大人が子供の笑顔でいられるなんて。俺も、できれば嫁さんにもロック好きな人を迎えていつまでも一緒に楽しんでいきたいなーって思った。「Long Train Runnin'」の沸き具合、老若男女のニヤリ感は多分今日一番のもの。


ドゥービーはピースフルな空間だったけどね、ジェフベックは真逆でしょ。完全にカリスマ。支配者だな。さっきのCharにしてもそうなんだけど今日のイベントはアレだよね、ロックにヒーロー像を描くことができた時代の、それを今でも抱かせてくれる「ヒーロー」たちの祭典だよ。今なかなかおらんでしょ、特に日本だと派手な衣装着たりメイクしたりすると完全に色モノ扱いされて。しょーもない日常感だけがもてはやされてロクすっぽ歴史も知らないようなメガネデブが本物みたいに騒がれる。幻想とか無い。
もっと「あーなりたい」とかあっていいと思う。誰それに憧れてバンド始めました、なんてハイスタ、ルナシー、ミッシェル辺りで止まってるんじゃね?ビジュアル系でもディルアングレイ止まりだろ。誰がなりたいと思うよ、ヘロヘロのメガネクンに。セックスしてる奴が偉いわけじゃないけどモテている男ってのは同性から見ても魅力のある奴が多いし沢山の異性と付き合うってのは学べる事も多いと思うわ。
話それたけど、テメエの名前でメシが食えるというのは素晴らしいことで、ソロになっても魅力を失わないヤツってのはカリスマと呼んで問題がないでしょう。俺はその真価がわからなかったんだけど、そういう事ができているJEFF BECKという人はやはり凄いような気がする。


メイクで思い出したけど奇しくもこの日、筋少の再結成が発表されたみたいですね。ヤバすぎるでしょ、マジで、マジでタカまる!俺が今、タカまっています!!!


ジェフベックの前にシュンが到着して合流したんだった。五人で再度ケンパイして、グリーンカレーとか食った。いささか過食な気がしないでもないがフェスというのは非日常であるのだから、いくら食べても太らないし金も減らない。きっと。


時間は前後します。
ジェフベックの途中でそこを抜け出してスクエアに。ポ主!とか言わないけどやっぱしBENさんだけは最高のポジションで見たいから早めに陣取って山のフドウ。チェキちゃん&弥生ちゃんは右方最前と気合いの入りようが違うな。俺らとノビは左中ほどで視覚&聴覚双方に折り合いを付くベスポジキープ。シュンはギターの虫なので引き続きジェフベックのスレイブね。


執拗なサウンドチェック。まじひつこい。それこそC.WニコルはマジックナンバーズかってPくさいオッサンが何度も何度もステージをうろつきまわって確認作業する。いや、ホントまちくたびれた、予定を十分押してBENさんの登場!
のっけには未発表?のインスト。久々に軽やかなナンバーでSILVERMANの延長線とはまた違った懐かしさを感じさせる一曲。(や、既発曲だったら己の無学を呪う)そこからは〜………去年のセットの焼き直しデシタ。。。armyも、金返せのアレンジもまるっきり。。。


だから何だ。そんなん関係ないし。
はっきし言って、演奏は酷かった。同じ曲の同じ個所で何度もトチるしセットリストは上記の通りだしナメてんのかテメエとも思った。
でも、いいです。もうこれは僻目と言われても仕方がない。
滅茶苦茶ハジけるとか滅茶苦茶聴き入るとか、そんなんないけど、更に言うならライブよかCDのんが体動くかもしれないけど、ま、BENさんが日本に来てくれて、やりたいようにやってるってのを見れてるだけでいいというかね。なんて宗教的。
詳しいことは詳しいフリして詳しくないので書きませんけど、実に好きです。


BENさんの時間帯のスクエアステージは、会場中の20代が集まってきたんじゃないかと思えるほど若々しい客層の中でライブが行われました。


そしてその裏ではサンタナが。
もはや良いとか悪いとかを超越して超次元的な世界。ようやく暗くなり始めた夜空に紫の照明が最高に映えている。ラテンは、演歌です。


サンタナのスレイブでもあったシュンを迎えて花火のセレモニー。霧が濃すぎて輪郭がわかりません!!




総括ってほどのものは書けませんけど勿体なかったなというのが感想、興行的にもごくパーソナルな部分でも。
もっともっと告知をするべきだった。単なる同窓会で終わらせるんじゃなくって俺たちの世代にも絶対に見せておくべきライブだったように思う。サンタナにしろドゥービーにしろ、カケラでもロックを好きな人間が避けては通れない歴史をもっともっと大勢の人間に見せる方法はなかったのかな?また、タイドの例が顕著だがわざわざ来てもらったバンドさん達に最大限のシチュエーションでライブをやらせてあげようという気持ちはなかったのかな?モビリダからスクエアに通じる地下道は無意味に狭いし長いし、もっとよそのフェスを見て勉強してほしかったよ、博覧会じゃないんだよフェスって。ウドーさんよ。対象年齢を高めに設定って、ほぼそれ限定にしたかったのかね?若い人もオッサンも共存させようって考えはハナからなかったのかね?あー、でもどうだろう。頭の悪い自称フェスラバーがムダにOiOi言い出す悲劇に比べればこれでよかったんかもしらん。オッサンもオッサンでムダにポ主したり興味ないバンドのときは客席のド真ん中であるにもかかわらず高鼾かいて寝てたりあるけどどっちかゆーたらオッサンのが愛があるやろ、このラインナップに。何でも楽しむ姿勢は大事やけどアホばっかおるしな、若いのには。でも会場の設営はヒドかった、やっぱしもっとあちこち行き来したくさせるようなフェスにしないと。


個人的には…レット・ミラーとタイドに不勉強だったのが悔しい!でもこれも、新たな出会いのきっかけだったし良かったといえば良かった。今日(23日)に出てるThe Click Fiveも知ったばっかりだけどヤバイいですよ。最近の若手には辟易してたけどいるとこにはいるね、ウドーのブッキングセンスは確かかもね。あー、Pop Princessマジでイイ曲。


え?締めですか?
ダラダラとした文章を書いたので、最後までグダグダしていきます。まだ帰りたくない、終わりたくない、それがフェスの名残なのかもしれません。あ、上手いことゆっちゃった。ぽえぽえ〜。

ウィークエンドのまぼろし

O-ant2006-07-10

土曜日
チャラさに磨きをかける為にカラコンを作りに渋谷へ。ブルーだグリーンだ豊かな極彩色が雁首揃えて華々しかったけどもそのどれもが俺の眼窩に収まった瞬間、輝きを失ってしまったので無難にヘーゼルにしといた。いやいや、俺も彫りの深い伊達男に生まれてパイオツボインのニキータちゃん達にキャイのキャイの言われたいわ。う〜んマンダム、来世で叶え俺の夢。


その後、歌舞伎の美容室で散髪。オペ。
いやこれアリエナインデスケドー。やたら金髪、やたら夏してる。パタヤビーチでバナナボートってか?BGMにサーフィンUSA?オイオイ、実に勘弁こうむりたい!ほんのりとオレンジがかった、くすみのある金にしてほしかったのにALL GOLD、無駄な照りがないのがせめてもの救いか。ほいでもって家帰る途中に駅前でキャッチしてきたチャンネーよ、「髪の毛染めるの興味ないですかー?」て今しがた染めてきたとこじゃいどこに目ぇ付けてますデスのんそれそれとも全力で皮肉のつもりですか。凹むわ。そんなに手入れが必要なのかな。ヤカろうかな。でもな(ウジウジUZI


頭痛によりハイタイム欠席、スマン!


日曜日
上記のカラコンを受け取りに渋谷へ…と目ぇ覚ましたらばもはや14時!トゥーレイト、完メド間に合わない!りんご&あやの残り少ない勇士を見届けることあたわず。しゃーねーので戯れにカフィを一杯飲んでから新宿へ、ミホミホマコトのインストアライブ観てきた。いや、こりゃヒデェ!いき遅れのオバハン三人が友人の結婚式でテントウ虫のサンバ歌ってるような酷薄無残な晒し上げに近い。お客さんも失笑の嵐。台!風!ジェネレーション!マジで観てるのがしのびない、不憫に思えるよな或る意味ではチャリティーに近いライブでした。まこっちゃんタイガーフェイクファには期待してもいいんだよね?


飲み会をブッチして寿司屋で一人酒。最早シブいシブくないを通り越して出がらしの緑茶みたいな俺の人生よ。


(画像:こんな髪型になりたかった、ならなかった。)

音楽の話をする

O-ant2006-07-06

mixi世界では「僕が『新車男』になった理由」などと吹聴するピノッキオ野郎が跋扈しておりますが俺は俺、それはもう、サーフィス以上にゴーイングマイ上への姿勢で冥府魔道をゆこうと思います。してこの日記、いいえこのテの日記、折々で耳にする機会のあった音楽達を下ネタLESSで、嘆きの健康優良児バリの暗喩をしたためながらアーでもないコーでもない、ハーコーでもない感じでぶつくさ呟いてこうと思いますのでマイミクさんの中の音楽好きさん、今後もこーゆータイトルの日記がブラウザにappearanceした際にはなんとなくで構いませんのでポチっとやったってください。至極健全にやるつもりです。


★エレクトロワールド / Perfume(画像)
あのね、こーゆう日記を書くと「知識自慢」とか「その押し売り」とかになっちゃいそーで今まで避けてたんだけど、ホント、サラっと何の気なしに読んでくれればいいから。いやむしろ「読む」というより「眺める」に近い程度でいいのよ。
そんなアテクシでもね、忽せには出来ない、叶うならマイミクさん全員に愛してあげてほしいグルーピがおるのよ。そう、それがPerfume。端的に、ビギナー向けに(あらやだ早速表現が悪いかしら)端折りながら説明すると「カのナのプしたテ系ア」って感じだな。以上、説明終わりな。
さういう三人組のメジャー3rd。いやもう、池袋のHMVの試聴機にNIRGILISELT(新しいハンバーガーの種類だと思ってもらえれば)と一緒に入ってたことから察するでしょうけどま、テクノ系ポップアイドルですよ。capsuleとかゆうね、ユニットの中田ヤすタカsanてシトがプロデュースしてんの。だでまぁ四つ打ちのピコピコ系だわ、それ系キライだからよくわかんないけど。でもそんな俺チャンでもハマり続けてる、やーばいユニットなんです。
ルックスがとび抜けていいわけでもないんだけどなんつーかかんつーかそのテのシトにはグンバツの受けを誇るだとかライブやイベント会場に妙に婦女子が多いとか、まぁそゆう「アイドル」の中では今後最も(言い切ります)市民権を得ることが可能そうな、それでいて最も(言い切ります)高い音楽性をバックの人が頑張ってtこさえているユニットなのよ。
百聞は百聞にCHICAGOって諺ではないが一発聴けばいいよ。いやホントに。自分は前作「コンピューターシティ」のんが作品的には好みなんだけど今回のが場所と人を選ばない出来だろね、まず聴いて。裕福じゃないから全員に配ってあげたりできないけど昨日、友達の見舞いにはこのCDを持参で行ったよ。くるり、SOIL好きな人間なんだけどそれでもオススメしたくらいだからまぁ誰でも気に入るでしょ。
そうそう、試聴機の話に戻るけどね、NIRGILISELTと比べてもう何だ、一発目の音の鳴りが段違い。ギターのストローク一発で思いっきり世界切り開かれるよ。ものすごくソリッドです、とか言ってみる。ホントにイイ仕事。


★耳鳴り / チャットモンチー
侮る無かれ見縊る無かれ。やー、こいつぁタマげた。スニゲーター。
どうしてなかなか、こちらもきちんとした丁寧な音作りに脱帽。日を置いた林檎みたくボケた味じゃなく、そうだなぁ…例えるならチャーハンみたいな感じなのかなぁ、よくわかんないけど。里芋入りチャーハンって感じです、そんな感じにしといて。
でまぁ音がガップリ四つ組み合ってて、元々小さな音源をボリューム上げたんじゃなく最初から大きな音で鳴りまくってる演奏をきちんとコンパイルした出来ですよ。あとはね、曲順が最高でしょ、この楽曲のパターンだはこれ以上の並びはないよ。冒頭三曲も引っ張りまくってやとこさシングルだし。ここまでの四曲がとにかく流れ的にイイ。全然派手じゃない、一回聴いただけじゃカラオケで歌えるワケもない曲がウジウジとひしめき合ってるのがイイ。かといって地味さをアピールしてるわけでもないのがまたイイ。クドくないんだよそれも、いつの間にか始まっていつの間にか終わってる感覚。実際そう。速い曲がないのも素晴らしいね、歌声も高いところが何とも切なくって、裏返し方とかキュンとなるわ。キュンとなるわ!!


ナンバガフォロワーなだけじゃなくって女の子ならではのポップさをきちんと持って、でもそれを全面的に押し出すんじゃなくって要所要所でだけ使用。そのアッサリとした味付けがもう一回ってリピートボタンに手をのばさせるんだね。「ウィークエンドのまぼろし」がお気に入りです。後半のシングルは言わずもがな。とにかく音と曲順。バイン様にも似たものを嗅ぎ取りました。


★PICK IT UP / DAN HARTMAN
なんなん!この人。なんだっけ、あの、TAKE THATがカバーしてた曲とかあんなんばっかり歌ってる人じゃなかったの?なんでこんなスカな曲あんねん!って驚いた瞬間ウォッチリスト入りして競りに競って落札した甲斐のある、重宝しそうな一枚。ダンスホールっぽさよりかはむしろ野外、ビーチが似合いそうなゴキゲンなナンバー、ホントにホントに素敵です。


★IF YOU WANNA BE HAPPY / JIMMY SOUL
ノーザンソウルって言ってしまうにはあまりにパーティチューンじゃないですか?もう基本の基本の一枚らしいけど持ってなかったのでやとこさ購入。色んな人のカバーを聞いたけど原曲が一番だと思います。原曲を越えてるカバーがあったら教えてくださいな。あ、ROCKY SHARPEのは聴いた事ないです。


★STARCROSSED / ASH
基本、ASHって滅茶苦茶キライなんですよ。キライってか全く興味が持てない。シャルロット嬢のソロ作のんが何倍良かったか。(bastardの7"買い逃したんでどなたか譲ってくれてもいいですよ。それともへにゃへにゃになったSUMMERと交換しますか?)
でもこれはイイねぇ、実にオエイシスだねぇ。


★パレット / 舞丹旅
ちっとは成長しろよ!!
リズム隊の頑張りが虚しくなるほどヘタクソな歌とホーン、そしてどこまでも必要を感じない男ボーカル。しがらみを感じますね。「アイスクリーム」がようやく音源化されたってだけで買った一枚、「夕暮れ」はオムニバスver.のんが好きでした。「トォーイ!」ってオレンジレンージみたいな叫びがあったから。あ、男ボーカルの意義発見。四分半も尺あってものの15秒か、やっぱいらんな。よく考えたらラップするホーンの兄ちゃんおったし。


★ROCK'n ROLL ROCKET / STARBUCK
予備知識ナシ。その場で流れてたからお買い上げした何がやりたいのかサッパリわからない人たち。しかしどことなくPAUL WELLERを臭わせる個所などもあって印象はグッドですね。有名なんですか?ググる気もオキネー。


★mihomihomakoto / ミホミホマコト
そんなに期待しまくってたワケでもないので、「あー、やっぱこの路線ね」程度の感想しか抱けませんでした。でもタワレコでのライブに参加できるので、それも含めて。
川本真琴の曲やと「LOVE & LUNA」「桜」「10分前」がグンバツに好きだね。一時期は彼女のツアータイトルにあやかってkingsize-bedroomってアドレスにしてた事もいい思い出。


★その他
マキシマムザホルモンの新曲が狙い通り素敵だ。つか初めて彼らの曲を買ってもいいと思った。隣に並んでたスネイルランプのカムバック作はヒデェ出来だった。JET WALKは還らない。
ミッパンの新譜。新譜といいながら過去の曲のリテイク。そろそろ「BOYS & GIRLS」発表して沈没してください。
・BERRY ROLLはさすがKOGA。中古なら買うよ。
UNCHAINの英語の発音に爆笑。
・six。大越さん、焼いて!!
・TALKING BACK SUNDAYがFMでかかってた。これイイね、芯の太いハリガネみたいなボーカルが切なさを上手く表現してるよ。サマソニ初日にまた魅惑されそう。
・危険すぎる。歌詞が。「コカコーラ買って来るけど他になんかいる?」とかもう天才にも程があるぜ。なんて非お茶の間感。