PARADISE GO!! GO!! in BIG CAT

前日の仕事を終えのんびりと鈍行で大阪へ向かう。のんびり、なんていうと風情があって良いですね。とか冬の陽射しが気持ち良さそうですね。だとか言ってもらえるかもしれないがその実そんな事は全然無い。ゼロ。ヌル。あってもせいぜい最初の一、二時間程度のもんだろうよ。神奈川を出るあたりまでは何とか川やら海といった潮々しい香りや風景がボクの目を彩り愉しませてくれる。それも嘘。車中その頃はずっと女子中学生との性交の可能性に頭を巡らせるので手一杯で景色のけの字も覚えておらん。ぐひ。一体全体何がどうなれば実現するのだろう。未通女い、毛も生え揃わないような中学生をどうにかしたくてたまらない。溜まってはいるが。生憎の晴れの為車中はぽかぽかと陽気に包まれて一人頑なにマフラーを巻いている自分がまるで変人のようですらある。おかしい、冬なのに。むしろ俺か。暑い。太陽のせいで人を殺すとか言った人間の心理はよくわからんが強暴な衝動、突発的な殺人をしてみたくなるトキは無い事無いよ。あ、こんな事書いたらいつか罪を犯したその時に「以前からその兆候が見られた」みたく有益な決定打を握らせてしまったも同然だ、危ない危ない。後で消しておこう。殺人。くはん…漢字変換されない…ボコいPCだ、後に漫喫で変換するとしよう。で、どこまで書いたっけか。ああ…そのままゆらり揺られて途中浜松駅のホームでお蕎麦をずずずとかきこんだり大垣のホームですれ違った女子中学生と思しき女子に色目を使われてクラクラしたり。あれは勿体無かった、最悪な事に彼女は東、俺は西へと向かうわねばならない身分であったが為発車のベルが鳴ると同時に二人は物凄い勢いで遠ざかるより他なかったのだ。まさに運命の、悪戯。あな口惜しや。以上紆余曲折経ながらではあるけども大きな災害に見舞われることもなく大阪駅到着は予定時刻を百万年遅れて無事為される。


BIG CATに着いた時点で既に入場が始まってしまっていた悲劇。だのにいざ入ってみると客が50人くらいしかいないもっと悲劇。お蔭で二列目を確保できたから好都合ではあったんだがね。あ、これライブの話ではないです。あのー…何といいますか、その前座というか余興といいますか「偶々ライブの直前に偶々同じ会場で行われたインストアイベント」って定義付けでよろしいでしょか?本音を言えばステージを一度余計に見ることができるのは嬉しいんだがその分だけ本編への期待を削ぎ取られたような気持ちもなくはない。「ZETTAI」と「NUMBER ONE!」の二曲を歌って帰られました。


そうして19時15分からはお題目通りの本編としてのワンマンライブが開始されるわけです。自分は整理番号のお陰もあって先程とほぼ同じ位置を確保することができたのですが今度はちょっと易くない。格段に客入りが多い。右から左から、後ろから前から突き動かされる重圧で体は流される一途、これはいかん。うむむと踏ん張ってみる。む?少年が小生の股座を潜り抜けようとしておるではないか。ぬん、きつく両足を組み合わせてみる。どうだ、道はどこにもない袋小路だよ、坊や自分の席へお帰り。心が狭いのではない、戦場に子供の居場所なんてないのさと無言で説いてやっただけなのさ。怪我しない内に、ネ。
程なくしてダンスより開幕。ステージ向かって左に設置されたプロジェクターに一人一人のプロフィールが映し出され、それに合わせるように壇上のメンバー各人にもスポットライトが照らされて。一頻り七人出揃ったところで一曲目が「Party Night」〜「世界が終わっちゃう前に〜」、MCを挟んで「DELIGHT」に。この曲改めて聴くと好きかもしれないかもしれない。地味だけど味わいがある感。その逆に「世界が〜」はとっつき易くはあるんだけどあまり深くはハマれないまま。まぁライブの内容は色々と盛り沢山で、逐一記憶できているわけでも現在そんなに時間に余裕があるでもないのでそれなりに端折らしてもらうけど、美咲&ハルカによる「ORION」(ハルカのピアノ伴奏で歌う美咲ソロ)があったりその後全員によるクリスマス曲のメドレーがあったりと趣向を凝らしてたんじゃないでしょか。実際この内容で2000円は大納得。2290円でも然り。さてここで唐突に出現しました290という数字、これが一体何を表すものなのかはご想像にお任せします。くはんが変換されない!と嘆いた先程でありますがそれは既に私が罪人(トガビト)であるから故なのかもしれませんね。
中盤で着たJPSの衣装が黒×金のスウェット地でとにかく格好良かったです!
そしてお待ちかね「恋の運動会」について少々。待ちに待った、とっておきの必殺チューンとしてぶつけてくるんだろうなと構えていたら全然そんな事も無く、若干の前フリはあったもののごくごく普通に消化されていったわけなのですが。これはもう封印という方向で捕らえても良さそうデショカネ?やはり企画色が強すぎるし他の曲と比べて余りに馴染めてないのが浮き彫りデスモノネ、EよEよ、一生に一度の運動会になっても。これからもイベント系では使いたおしてくから。
アンコールに披露した新曲が概ね好評っぽかったが激しく同感。「グローリーデイ」って曲がシングル候補なのかな?イヤだイヤだイヤだっ!と危惧してたのだが杞憂に終わってくれそうな程シングル向きな新曲の発表で心の平穏を取り戻すことだができました。「グローリーデイ」は個人的な感想を述べると…かなりどーでも良い一曲、新曲群の中では唯一今一つだなぁと残念な途中経過でアリマス。
やはり「ZETTAI」最高。
最後に一番大切なこと、それは客層。キャレスのコ達が過半数だったので実際のヲタ層でいえば100いるかいないかだろう。でもそんな数字はどうでもいい、この日のBIG CATは驚くほどの美女地獄、佃煮にしたい程酒池肉林。ざっと見回しただけでも両の手の指が塞ってしまう数の美少女どもが犇きあってた。黄色い服の女の子に目を奪われた、目薬をおくれよ。
あやヲタの友人にもバッタリ出くわした。まぁ彼は夏の大阪イベも行ってたわけなので会うだろうなとこっちは一方的に予見していたわけだがあっちにしてみればまさかのまさかだったのではないだろうか。


終演後はポポさんの計らいでパラゴヲタの皆とたこ焼き屋さんで軽く飲む。疲れれば疲れるほどビールが美味いなんてありゃ嘘、都市伝説だ。五臓六腑が悲鳴を上げているのは嬉しいからなのか厳しいからなのかそれは肉体の持ち主であるこの私自身でさえ判りはしない。
夜行でとんぼ帰り、滞在時間僅か六時間強。