優里亜ちゃんが頭から離れてくれない、どうして俺はあと少しだけ早く彼女の魅力に気付けなかったのだろう。オリメン至上主義じゃないけど彼女を発掘したのは早かったはずなのに…今まで彼女の成長を見逃していた自分に殺意を覚えるよ。そしてこの先他の優里亜ヲタの方々と上手くやっていけるのか、もね。流石に福岡とかまで遠征したりCD何十枚買うなんて事はできないショボイ俺だけども…会いたい気持ちと愛したい気持ちはきっと誰にも負けてはないはず。仲間は欲しい、だがしかし俺はきっと心の奥底でその仲間のことを出し抜きたい思いを燻らせるに違いない、俺が優里亜ちゃんの一番になりたい思いを隠した笑顔で接するのか?それが転じて逆説的な考え方をすると今、坂巻優里亜の魅力に取り付かれている自分はもしかしたら不幸なのかもしれない、実る事の無い恋に窶した身の先は何処へ辿り着くのだろうか。そして今まで他の誰でもない自分のせいで逃してきた過去を未来の自分の行動によって補えるものだろうか。できれば皆と仲良くなりたいのに卑小な俺は来るべき明日に不安を禁じえないまま怯えている。出会わなければよかった、そんなありふれた歌の文句が胸に痛い。