interview:美少女クラブ31FCツアー@西湖

こめかみの辺りでキリキリと蠢いている苛立ちそのもののようなザラザラした質感のファズ・ギターに、断末魔の悲鳴のようなフィードバック・ノイズ。毛細血管がプチプチと小さな音を立てて、次々と切れていくような様子が浮かんでくるような精一杯の叫び。弱者の叫び。そして言葉はry


interview with O-ant BY HANASAW
●もう体調は大丈夫ですか?何が原因だったの?
「そうだね、有り体に話せば二日酔いかな(笑)。前日の夜にさ、どうしようもなく人恋しくなっちゃってツレと荻窪で飲んでたんだ。荻窪で飲んでたんだ。」
●行きのバス内ではかなりのダウナーに見えましたが。
「ハハッ、全てお見通しってワケだ。確かに体調は優れなかった、でもそれだけが原因じゃあないんだ。バスの座席が陸の孤島だった事、渋滞があった事、それに加えて自分の好きなメンバーがバスに乗っててくれた時間が激烈に短かった事が直接のアレだね。」
●と、いいますと?
「その日メンバーは3チームに分かれてたんだ。A、B、Cに。僕のバスは一号車だったんだけど初めにそこに乗り込んできたのがAチームの皆でさ、そこには自分の推しがいなかったってワケ。チャイルディッシュだろ?たったそれだけの事でショボーンなんだぜ。」
●いえ、その感情は至極真っ当なものだと思いますよ。
「まぁ僕の推しは言わずもがな知れてるとは思うけど彼女はBチームでさ、そのBっていうのが時間の都合で10分くらいしか僕らのバスに乗ってる事ができなかったっていう流れ。それにそこには矢萩もいたしね、もうダブルラブショックさ、HAKUEIさ。」
●ともあれ無事に西湖に到着し、BBQとなる運びですよね?絶景の深山幽谷に癒されて気分もよくなってきたり?
「うん、マイナスイオンは愛用してるから。よく家にも買い置きしているし。ただ僕のガラスのティースにあの岩石a.k.a牛肉はちょっと岩石すぎたかな。アーティストはすべからくデリケートなものさ。」
●そんなO-antさんが一気に攻勢をかけたのがゲーム大会である、と。間違いありませんね?あの時のジャンケンの捌き方は超絶でした。貴方達の代表曲"God Hands"の中でも歌われてますよね、「I like journy,and sourse(この愛が愛でなければ、嫁は妖怪かもね)」と、その歌詞と現実の映像がピッタリとハマった一瞬だったと思います。
「良かった!」
●じゃあ例えば"美味しいね"みたいな曲は、あなたのそういう部分とも関係してる?
「ああ、あの曲はそうだね。元々シャンプーの二人からパクった曲なんだけど曽田ちゃんの味噌カツ好きを予言してかれこれ十数年前にパクった曲なんだ。盗作だけに皆パクパク美味しく食いついてくれたよ、HAHA!!(笑)」
●そしてお待ちかねの記念撮影&握手会。あなたたちのような職業は特にフラストレーションの溜まり易いお仕事だと思うんだけど十分な息抜きになったんじゃないですか?この日の握手は。
「Yes、progressive.まぁヌいたのは息だけじゃないんだけどね。GAHAHA!!!(一人大爆笑)」
●新KIVAさんの神引き、アリスさんピカさんの奇跡ツーショットもありつつ。
「うん、グレイトだね。日ごろから功徳は積んでおくものだって反省したよ。」
●握手会ではどんなトークをしたのか覚えてる限り教えてください。
「う〜ん…弱ったなぁ。なにせ僕はIQが12しかない生物だからね。取り合えず最初の阪田瑞穂がなかなか手を離そうとしなかったのは覚えてる。じっと何秒間も見つめてくるのさ。これじゃあどっちの握手会だかわからないよって位にね(笑)。あとは曽田ちゃんかな。彼女の流暢なトークと見つめる視線にKNOCK OUTされたかもしれないな。凄く上手いんだ、彼女、トークが。どもったり噛んだりしないから言葉に嘘やけれん味を感じないのかな、本当の部分で話ができてる気がして。とんだモンスター、大化けも大化け、ダークホース馬脚を現す、だね。あ、これいいな、次回作の歌詞に使おう。メモメモ、っと。」
●お気に入りの優里亜ちゃんは?
「曽田ちゃんの隣で待ってたんだけどさ。余りに僕らのTALKが盛り上がってるもんだからジェラしいのかな、久しぶりに積極的な責めを喰らったよ、いつもありがとう!って。その瞬間は営業臭さをプンプン感じたんだけど…そういうところも全部可愛い人だよね、バンプの歌詞を拝借するなら。」
●では、結局坂巻さんから離れることはない、といった収束をみせるわけですね。
「難しい質問だね。確かに彼女は僕にとってかけがいのない女性(ヒト)。でも一年間思い起こして自分って人間はそこまで、他人に胸を張れるまで必死になれてはいないんだ。所詮のヌルさは隠せないんだ。だから…これからも変わらずに見守ってくんじゃないかな、曽田、矢萩、坂巻ラインで」
●DDですね(笑)。
「(苦笑)」
●博愛と言い換えましょうか(笑)。
「そうだね、そう言ってもらえると助かるよ。ただ思ったのさ、僕は今、坂巻優里亜がいるから美少女クラブを応援している、それだけではないんだ。例えば…本田さんや柏木さん、依知川さん坂本さん皆、皆の事が大好きになってしまった。皆が美少女クラブ、として行っている活動そのものが大好きなんだ。だから仮に、仮にだよ、IFの話坂巻が美少女クラブからいなくなっても僕は彼女達のイベントにいくだろうね。それは曽田、矢萩に会いたいからって理由じゃなく。」
●父のような気持ちに似ていますね。
「うん、そうだね。皆可愛い子供みたいなもんさ。曽田ちゃん矢萩の二人を除けば。」
●?どういう事でしょう?
「アイツらは女、さ。」
●承知しました(苦笑)。では最後にこのイベントを振り返っての感想を総括、お願いします。
「知らないキャンプ人から見れば何の儀式だサティアンだって勘違いされたかもしれないけどあそこには百人のヲタと27人のアイドルの純粋が詰まってたよ。無邪気に笑い、跳ねるメンバーは妖精そのものだって疑わないさ。僕はあんな澄み切った時間に感謝をしているし。最強の妖精は菅谷ジャンプだとしても。サイコパス。あ、でも最強はアリス先生かな、やっぱり(笑)。」