fishish

「finish」、と打とうとして間違えたんだろう。これを読んでいる貴方はそう思ったかもしれない。だが果たしてそうかな?本当に書き手は「finish」を「fishish」等と打ち間違えるような間の抜けたな男であったか? 否。今回の題は「fishish」であって断じて「finish」では無い。『或る意味「finish」だよね。』等と曖昧な副詞を用いて茶を濁すような真似もしない。
そもそも部屋が「fishish」。直訳すると「魚い」。これは「さかない」と読むのが正しいのだろうがそんな日本語は存在しても通念として成立しない。ではこれではどうか。「魚っぽい」…なんとはなしにその様相は浮かんでくるものの大凡の方の頭の中には「魚のような形をした何か」という物体を思い浮かべてしまう事だろう。生憎今回の場合はそういう意味合いで「fishish」と使った訳ではないのだ。
書き手は兎に角伝えたいのだ、この部屋いっぱいに充満している「fishish(魚臭さ)」を!昨年末からこの部屋にて共同生活を送っているC、が家主の留守中に半裸半狂乱になって調理した夥しい数の「fired fish(焼き鮭)」の副産物を!このC、いやさ猟奇的な彼女、が齎した人災の数多を!
とめどなく「fishy」…あ、間違えた「fishish」「fishish」。