AV寸評03「酔夢 / 小沢菜穂」

あんなに険しかった俺の表情がみるみるうちに和らいでく…ありがとうゴッデス!!
このVは…久しぶりに出会った「保存しておきたいAV」かもしれない。やはり大御所は違うな、伊達や酔狂で長生きしてないっスワ。まずタイトルからしてキてるからな、「酔夢」と書いて「ドリーム」と読む。えばえん。まず登場人物が主人公小沢菜穂。連日連夜見知らぬ男にレイプされる夢を見てしまうというちょっと困ったちゃんな新婚さん女側。そしてその旦那。隣へ引っ越してきた男に新聞の勧誘員の計4人。
うお、キーボード打ってたら左手の甲がガビガビなのに気付いてしまった。まぁいいや、続けよう。
セックスは全部で三回。まずは何をどうして忍びこんだかは知らんが我が家の和室に座り込んだ新聞の勧誘員にレイプ。これは白昼の出来事なのですが…とても素晴らしい!エクセレント!!今までさんざ陰陽、肌の艶やかさのないセックスに価値はないと提唱してきた俺ですが一部考えを改めさせていただきます!畳(できるだけ新品ね)の上においてなら可!むしろ歓迎!これはアレですね、やはり引っ越して間もない新婚さん、という設定が新品の穢れない畳というアイテムによって端的に表されているわけですね。ここから始まる二人の生活、そんな象徴のまっさらな畳を陵辱されるという或る種のメタファーなのですね。早くも拙者の愚息はそれこそ絶え絶えなのですがここはじっと我慢汁!!(出てたかは定かでない)と、思いきやそのレイプは夢、リビングのソファで目を覚ませばそこにはいつも通りの平穏な日常。だがしかしこうも毎日悪夢を見続けると精神も不安を来たし、不安の分だけそれを拭おうと夜は旦那におねだりはぁはぁ。ここでは先程の一方的な性欲処理でなく、双方の目的が完全に一致した愛のあるエスイーエックスを見せ付けてくれる。EX-アナタのおちんちん凄くイイわ!」などと叫びながら両手で旦那の首や背中を掻き毟るわけ。ん…んんんん〜〜!!もう辛抱ならん!!!未来の種に静まれと諌めてみる、なんとか成功。しかしまぁこの辺りの使い分け、がきちんと女優してるんですよね。シチュエーションシチュエーションに応じてきちんと感情の入ったセックスをする、これぐらいできなくて何が女優ですか!抜きませんよ!ボキは。そんな裸の映像やおちんちんを舐めている映像やネチョネチョしたりチュピチュパし合ってるだけの映像なんかではね!!多少演技が過ぎるかな、言葉が多いかなと思わせないでも無かったがそこは過度な営業努力であったということで評価しようじゃない。まずルックスがグンバツだからなぁ…彫刻のような肢体はもう…世界遺産でしゅよ!人間国宝にしてもいいんじゃない?あんなにキレイな体は滅多にお目にかかれるものではない。かく言う彼女もデビューの頃は(大器の片鱗は匂わせていたものの)ここまでの演技力は無かったですよね。けど何ていうのかな…もうこの業界成功するやつは成功するやつで最初から決まっちゃってると思うんですよ。売り出し一つでコケるも当たるも。やはり初めに素材ありきなお仕事っぽい。ダメなヤツはダメ。
旦那と愛のあるSEXを充分に営んだ後には再び悲劇が。悲劇といってもどことないヤラセ感が漂ってて…この辺のヌルさが少々鼻につく感も無くは無い。その昔俺が高校生だった頃地元のビデオ屋で借りた、とんでもないレイプ、rape of rapesなビデオがあったのだが…あれはどこに行ったかな?良かったなぁ…アレ。見たくなってきちゃったよほぉお。ウズくze。で、そうそうTHE LAST RAPEの話ね。最後は何処かの屋根裏に閉じ込められ手足の自由を奪われてのSEX。薄暗闇の中にじり寄る隣人の手。ローターを突っ込まれて身震いする姿にエロスを感じました。こういうさり気ない仕草がリアリティを構築するのです!ディテールは大事!これマジ!!まぁここでも少々喋りすぎは一面を覗かせるのですが…許す許す許しちゃう!だってカワイイんだもん!!やっぱり売れてる人間は売れてるだけあるなって再認識しましたよ。きちんとしたレンタル女優という部門では古都ちゃん、小倉、小沢様。この三巨頭に勝る物無しという何とも淋しいAV業界ですね…まだ見ぬブライテストホープの存在を焦がれて今日もビデオ屋で青田刈りに明け暮れる俺なのです…ホント、回顧せざるを得ないです。昔の女優は良かったなぁ…もう今現在はあの画質あの化粧あの髪型では使用に耐え得るものではないでゴザルが。