Perfume現場in亀戸

昨夜の狂騒の残り香…目覚めた俺の頭には「かめいど」の四文字がこびり付いていてとてもじゃないがこのまま無為に日を送ったところで離れてくれそうにない。これは一度現場に足を運ぶしかないのではないだろうか?そしてこの両のマナコでしっかりと見極めてくるしかないのではないだろうか?
そう考え俺は自宅で開催されている飲み会を早々に抜け出しサンストに参戦することにする。
早朝10時から集まってマッタリとハロモニやら24時間テレビやらを見ながら過ごすつもりの休日のはずが…途端にヲタヲタしい24時間に変わる…いや、元々ヲタヲタしい時間だったか。問題ないな、ないない。
前予想に反して出来のよかったハロモニを見終えると同時にいそいそと準備に励み13時過ぎには家を出発、残された4人のヲタ共よ、達者でな!
亀戸到着は14時前、会場に移動するなり昨日の面々を探してみるが…どこにも見当たらない…
みんなもっと早く着てもうどっかウロウロしてるんかな?そういえばPerfumeはトリだと思う、みたいな事言ってたしな…仕方ないな、一人で本屋でも行って時間を潰そう。
実に非生産的な時間を一刻ほど流し、15時を少しまわった頃に会場に戻るとパターサンに声をかけられる。
おお、やっと巡り会えた、よかった助かった。
しかしまだまだ前座(こう言っては何だがやっぱり俺からすると前座は前座)の演奏が続き、失礼とは思いながらもさっき買った漫画なんざを読みながらひたすらにじっと待つ身のブギーなんちゃら。
計4つの前座が立ち去り、やっとやっとの思いでPerfume登場。
(実はこの少し前、会場の周りにメンバーそれぞれがバラけてビラ配りやら何やらの総括して所謂「営業」を行っている時間があったのだが…カメラ持ってくんの忘れたよ!マジ凹むよ!!_| ̄|○_| ̄|○)
曲は四曲「シークレットメッセージ」「モノクロームエフェクト」「おいしいレシピ」「スウィートドーナツ」。
楽曲自体は何度も家でかけているので充分熟知しているつもりだったのだが実際の現場はこれが初となるので完全にノリ遅れる、というか凝視に必死で他の事に手がまわらない。
そもそも俺がPerfumeを知ったのは「スウィートドーナツ」でデビューした前後だった、当時から楽曲はとてもカラフルでポップで好んで聴いてはいたのだが…イマイチ、正直な事を話せば推しがいないのでどうしてもガッツク事はできなかった、それ故こうして現場に足を運ぶことも今の今まで一度もなかった。
そんな俺のライブ初見後どうなったかというと…これが何も変わっていないのだ。
3人の中でなら誰?と訊かれればかしゆかと答えるがやっぱりそう強くは推せそうにない。(ヲタのひとすまん)
その代わり3人としての空間、加えて客と会場の雰囲気、これに関しては非常に心地よいものを感じた。
フリも楽しそうだし、ヲタの人もいい人ばかりだし、それに亀戸という場所柄もあってか普通の女の子たちもノリノリで振り付けとかを一緒にやっていたのが実に好印象。これが本当によかった。
キモヲタはキモヲタ(それが馴れ合ったひとたちw)で存在しているんだけど違和感がなく、またステージ上のメンバーもMCでその辺りを取り上げたり、ひっじょ〜にピースフルな空間だったわけだ。
家族もカップルもヲタのひとも、そこにいたその誰もが絶対に悪い気分にはなっていなかった。
これは少し衝撃的なことだったのだ。
閉鎖一方のハローに対して、規模こそ極少なれどオープンなBEE-HIVE。野外ステージという場所柄、タダで見れるという事が作用しているのは無論だ。そしてそれをハローに求めるのもまたお門違いな話だ。
だがこれはこれで、こういうポジションだからこそできる楽しみがあるという事を知らされた。
ハローやエイベッ糞とは違った、グラビアアイドルとも違ったまた新しい文化、ゆうこりんイベなんかも一般の人が無料で見れるようになってはいたけど…それとも明らかに違う空気だった。
堅実な活動を重ねた結果、亀戸というごくローカルな地域限定ではあるかもしれないが老若男女誰もが楽しめるアイドル、みたいな地位を築く事ができたのではないだろうか。
上手く説明できない。書きながら「何言ってんのかな?俺」と心の中で思ってたりもする。
予備知識なども誇れるほど持っていないので薀蓄述べるのはやっぱやめとくか。ただあの会場にたゆたう空気だけは味わって損はない、これは絶対。一つの遊園地みたいな…キルメスのような、コレダッ!キルメスのようなイベント、これで締めよう!我ながら非常にいい例えだ、うんうん。亀戸イイヨー