SWING GIRLS

遅まきながら見てきました。もう既に鮮烈なコンビニの記憶に上書きされてしまったよ。。。瞳フォーリンラブ、だ。なのでパンフレットを片手に回想がてらいちゃもんつけようかね。
って文句つけるとこないなぁ。文句のつけようが無い、という意味では無いのだが殊更槍玉に挙げなければならないシーンも無い。老若男女が幸せな気持ちになれる映画だったように思いますよ。嫌味や衒いの無い内容。
女子高生萌え根性でなくとも、いやむしろそれ目当てで足を運んだ自分のようなきちゃない大人さえも純粋な心で洗われる、ROVO蹴って悔いは無い。コスト的には正解かも。
貫地谷しほり中村知世が可愛かった。あ、脈絡の無い素直な感情でごめりんこ☆
ストーリーそのものがどうって書くのは面倒なんで省きますけど良かった点をひとつばかし。あのね、凄くコンパクトな映画に纏まってると思う。サクサク進むし、特にマイナスのシーン(つまずいたり仲違いしちゃう場面ね)が嫌味なく、無駄に引っ張らず立ち直ってくれるので嫌なドキドキをいつまでも持たずに済むね。飽くまでスパイスとして完全にイベントを割り切ってるし、そんな諍いのシーンに時間や金を割かずに成長や友情の育成にこそ重きをおいている感じが伝わってきて心地よいんです。
小さな伏線がさり気なく機能してたりして本当、派手さは無いんだけどその分全員に何かしら優しい気持ちを持たせてくれる映画なんじゃないかね。そいでね、個人的にはあの方言もイイね。昔いた友人で東北出身のコがいてね、そのコがずっと「〜〜だずー」って喋っててつい思い出したりなんかしたり。(照れ、えへっ
もう本当のご都合主義だし題材だってジャズである必要なんてない。些細な事をほじくればいくらでもつじつま合わない個所が出てくるとは思うんですが監督自身そんなの気にしてない、させない勢いで撮影したと語ってるしもっともっと大きな流れを楽しめればそれで良いのです。素人出身のコも多かったみたいなのに全然感じさせなかったね、皆演技ってフィールドにおいてこの映画と同じように成長していったんじゃないかな。逆説的にはドキュメントだ。
あとやっぱ竹中直人はいい。少しでもいるだけで違うね。白石美帆の役どころもニクい。何より大倉孝二を久々に見れてよかった。


マジスパ寄った。これもアレだ、カレーと思わないで食えば格段に美味い。