CAUTION!しみハムの涙

寺田調のタイトルにしてみました。


さてそんなしみハムの涙が沁みハムなわけで大の大人もティアードロップなわけですよ。
よかった…本当に、よかった…至福の瞬間はいつも唐突に、思いがけない方向から飛び込んでくるものですね
前日の14時過ぎ、馴れ合いチャットの場にてc氏から情報を頂く。彼の無職は伊達じゃなかった、誰よりもいち早く情報をキャッチする為にはむしろ必要とも言える無職だった。そして俺は情報を傍受した次の瞬間にはチケットを即決していた。


モー研。のけんごさんと一緒にお台場フジテレビに向かう。するとあまり見たくは無かった「当日券販売中」の六文字が…高い金払ってオクったのに…(それほど高かったわけでもない。むしろ悲惨なのは夕方以降に即決した人間だろうな、10kとかになってるし…)いやでもしかし俺たちが入るのは11時からの初回公演、三時四時までこんな海しかないような場所で時間を潰すのは余りに酷、何たる行。いいではないか金で時間を買ったと思えば。
会場時間になりさくっと整列させられて入場。ってオイオイ信じられないことばかりあるの♪ですよマジデ
整理番号順に前から詰めて座るんじゃないんですかそうですかでもそれってちょっと酷くないですか?そんな仕打ちってないじゃないですか。
左側に4、センターに12?、右側に4。それが縦に10列くらい?という椅子の配置に対してとられた措置は、整理番号順に左のブロックから埋めていくといった塩梅。これだと50番くらいのチケットを持ってる人間がセンターブロックの最前列に座することになるわけですよ、わかるかな?
そりゃないよ…いや映画だけならいいんですよ別にどこだって。むしろ一番見やすいのは真ん中くらいの場所だと思うから。でもさぁ…プラス握手会があるんですよ今回わ!
それがどういう事かって言うとじゃあ即ち50番前後のチケットを持っている人間は前の数十人がキッズと握手をしている間ずっと最前でその光景を眺めてられるんですよ、裏山_| ̄|○
なんて書いてはいるけどどーでもいいんだけどね実際。細かい事を気にしてその日が味気ないものになるのは嫌だから。
会場のザワツキも一段落した頃、開幕のブザー(そんなものは鳴っていない)と共に客電が落ち、スクリーンが光り始める。
「Promise Land」(Promiseにdは付けなくていいんでしょうか?)
内容は、割愛。
しかし極個人的なツボの話。


しみハムキャワ!


序盤、中旬、それこそクライマックスに差し掛かるまではそう目を引く演技も無かった。むしろ桃子や雅に比べると劣ってさえいた。
しかし、駄菓子菓子!あの、あの涙…しわくちゃの顔に伝う涙。そしてフミ子さんとの強い絆…(「フミ子さん」と心で叫んだのもポイント高し。ここで「おねえちゃん」とかなら萎えだったかも)
もう千奈美が 愛せない…
いや、余り大きなことを言うと本当に千奈美に戻れなくなるのでやめとこう、なんたって俺は「気分屋」なのだから。
雅も良かった、気の強い娘が必死の顔で何かを成し遂げる、プライドも何もかもを捨てて遮二無二ゴールを目指す姿。
桃子も良かった、演技とは思えないあの毒舌!
こうして見ると桃子はやっぱりプロなんだなぁと痛感した。ってか普段からキャラ作ってるんですから演技力は一つ抜きん出て納得ですよねwそういうあざとさ?がスクリーンの上だと逆に映える映える!素の部分はどうでもいいです、女優、アーティスト(歌は正直アレだが)としてなら推せてきてます。
突然だが寿司が食いたい。葉っぱ系の寿司。
むせび泣くヲタにすすり泣くヲタ、会場は感動の嗚咽に包まれた。
あんなにチープでどうしようもない映画だったのに…この俺さえも、「存在サエモ…」気が付けば眼鏡を外し涙を拭っていた…
第三の試練…試されていたのは俺たちも一緒だったのかもな。


とにかくヤバイ。普通に映画として感動してしまえる内容だった。キッズ属性が無ければ不可能かもしれないが…
ごっちんの演技も良かった、こんなに出来る人だったんだと評価を改めさせられた。
けどとにかくしみハムが…ちなこは天然キャラで終始やり通してしまったからなぁ…泣きポイントがなかったのが少々悔やまれる。あの山場で殆どスルーされてる扱い、序盤で活躍させすぎたか。
しみハムほんとに可愛いね。へったくそな演技と表情に寒さを感じた登場だったけど…何でだろうね、映画を見終わった今ではこんなにキミのことが好きだよ。
そして主題歌「友情純情oh青春」。入った時にはただのヲタ芸用にしか聞こえなかったこの曲が、スタッフロールと流れたときには素晴らしい良曲(でもないか)に変身してみせてくれた。
正味一時間足らずの映画だったけど、ポワワしすぎてたった一時間足らずだっただなんて思えないよ。


夢2。
そこから舞台は現実に戻る。
しかし現実それ自体が夢。
映画だけでも大満足の内容だったというのに今回はこの上お触り会まであるというのだ!ビャーーーーーーーーン!!
先述の整理番号順での握手となったわけだが…もういいじゃないかちっぽけなこだわりだなんて、そんなもんじゃなかったはずだよ?ボキと彼女らの大切な時間は。
清水・ユリナ様・りしゃ・みやび?・まーさ・舞波・ちなこ・桃子
やっぱり今日はしみハムと雅とちなこ、桃子の4人ともにがっついてしまった。だって仕方ないじゃん、みんな本当に頑張ってたもん、出てない残りのメンバーには悪いけど…何も言ってあげられなかった…でも知ってる、彼女らは何も悪くないことを。
雅には映画の感想、桃子のギュっと握ってくれたあの強さ(知らないよ?あんなに頑張って手が痺れちゃっても)…桃子のことがようやく好きになれた記念日かな、20040728って日は…
ちなこには…どんな顔して会えばいいのかわからなかった…ちなこを好きな気持ちは失くしてなんかいない、けど…だけどもう…しみハムの手が、目が、温かすぎて…今日は許しておくれ?
しみハムの手、しみハムの目、しみハムの髪、しみハムの唇
俺は一体今の今までなにをして生きてきたんだろう、どうしてこんなに荒み、汚れ、磨り減ってしまったのだろう…
しみハムの目にこんな俺はどう映っているのかな?
しみハムから見たこの世界はどれだけキラキラしてるのかな?
俺の見えてる世界と一緒?それとも…?     偽者はL.I.V それとも…?
今まで何度も握ってきたはずのしみハムの両手。
今までずっと何も汲み取ってこなかったしみハムからの両手。
こんなに小さかっただなんて、こんなに温かかっただなんて…
「映画ほんとうによかったよ!」
そんなありふれた言葉、何度も聞いてきたであろうそんな言葉に満面の笑みでありがとうを言ってくれた…
こんな汚れた俺なのに
こんな卑しい俺なのに
…………ありがとうを、ありがとう。


感想はこの辺にしといてやる。
イベント終了が13時過ぎ、太陽はまだカンカンに照ってる時間帯だ。
暑いな、かなり。
こんな日はもう何もかも投げ出してしまいたくなる、と先程の悔い改めようという気概も何処へやら、二人は渋谷に向かった。早稲田モー研。の人たちと飲むはずの予定が…耐えきれなくてそれまでの時間を飲んで過ごそうという結論に。
白昼のビールがンマイ!!
王将の餃子がマズイ!!!
新しいジョッキが運ばれる度ベリーズちゃいこーの乾杯を繰り返し、ときには不意の有線放送に合わせて細やかに踊り(ピースとかあなたなしとか流さないでください)合コン、果てはキッズニーに至るまでありとあらゆる話をし(これを読む限りそうは思えないのですが…)四時間近く飲み続けた。
想像以上にけんごさんとは共通言語が多く、downyとかげんしけんの話まで出来たのは嬉しかったなぁ
それから今日は渋谷で俺がこないだまでやってたバンドのライブがあったので二人して見に行くことに。
う〜、なかなか男らしくなってるなぁ…
もともとエモ+ポストロック+シューゲイザー、それを歌モノにしたようなJロックをやってたんだけど…要素は残しつつも骨太な音になってて、あぁ俺がいなくなって正解だったんじゃないかなと思わせる程の成長&変化っぷりだった。3ピース然としてきたっていうか各々の音にムダな隙間がなくなって、きちんと主張が鳴らされてきたんじゃないかな
歌も上手いんだよなぁ、くどちゃんがまた…
完成度の話はさて置き、目指そうとしている方向が明確になっているのを見て安心したよ みんなこれからも頑張ってね。


そこから小一時間メンバーどもと馴れ合って色々な話をする。といってもこの時点でかなり酔ってたのであんまし覚えてないんだ。やっぱベリーズサワーはキクなぁ…ダメなんスよ俺、サワーとかカクテルとか飲むと酔いが早いんだわ。今日は金なくてビールより安いベリーズサワーを飲みまくってしまった。そもそも置いて無いけど、そんなサワーw
また近いうちにみんなで集まって飲もうよ、と約束をしてバイバイ。
して俺はというと先に別れたけんごさんに合流すべくヲタの神殿「海峡」へと走る。(いや、でも結構酔ってたかもなぁ)そこには慶應+早稲田のヲタ達が巣食っているからだ。
早稲田の方々とは会うのも初めてなら飲むのも初めてだったわけだが既に相当量の(というか普段あまり摂取しない類の)アルコールを体内に収めていたせいかかなり饒舌に、そして毒舌にどーでもいいような事をベラベラと喋りまくった気がするw3人の早稲田人、美味しいお酒をありがとう。そしてぞね紺で会いましょう。


素晴らしい一日の総括はしない、めんどくさいから。
だだ流しで書き連ねた文章のままfin(FF2ではない)